Galaxyシリーズでサムスンが取り組んできたことを勝手に評価してみる
2012/06/08
Samsungという会社がAndroid端末を作り始め、日本でGalaxyシリーズとして販売し始めてからもうじき3代目の端末が発売されます。
そこで、これまでGalaxy S、SII、Noteと使い続けてきた感じたことを書いてみたいと思います。
Galaxyシリーズというと皆当時の最高スペックの突き抜けた端末、というイメージを持っていると思います。
なのでスペック重視の、逆にそれしか取り柄のない端末だと思われがちですが、しかしながら実はそうではないんですよね。
AndroidというOSは各社がある程度自由にカスタマイズ出来るようになっています。
そこで各社こぞってマルチメディア系のアプリケーションを入れたり、バンドルソフトを山盛り入れたりしてきます。
しkし、Samsungのカスタマイズは、ユーザーが使うにあたってまずAndroidの足りない部分を補うところから始まっているように思います。
その象徴的なカスタマイズされた部分がここです。
画面の上から引き下ろされるメニューの上部に「WiFi」「Bluetooth」「GPS」「モード切替」「画面自動回転のON/OFF」などのアイコンが備わっています。
これをタッチすることで、これらの機能を手軽にON/OFFできます。
最近こういった機能の真似事を他のキャリアも搭載するようになってきましたが、SamsungはGalaxy Sの頃からやってるんですよね。
これによってユーザーの使い勝手は非常に向上し、とても便利に使う事が出来ます。
次に重宝するのがこの機能です。
ホームボタン長押しで表示される「最近使用したアプリ」の下にある「タスクマネージャー」起動ボタン。
これによってタスクの切り替えが手軽に行えます。
Androidって標準ではタスクの切り替えが手軽に行えなかったりして、マルチタスクのOSの割にはこのあたりが結構どんくさい仕様なんですよね。
そこを非常にうまくカバーしてくれています。
そして次がこれです。
カメラの左横に並んでいるショートカット。
レンズの切り替え、フラッシュの動作の切り替え、AFの動作の切り替えがショートカットとして乗っています。
これを自分の好きに変更することが出来るんですよね。
「メニュー」から「ショートカットを編集」で他のもっと使う機能があればそちらをショートカットに乗せることが出来ます。
これによって、例えばホワイトバランスをこまめに変更したい人はホワイトバランスの変更画面を手軽に呼び出すことが出来るようになりますし、ISOを頻繁に変更したい人はその設定画面を手軽に呼び出せるようになります。
他にも画面のキャプチャを標準で撮れるようにしていたのもGalaxySが最初はず。
root無しでフォントの追加が可能なのもGalaxyだけのような気がします。
ここまで色々な機能を紹介してきて思ったのは、SamsungがGalaxy シリーズで取り組んできたことは「使いやすさ」の追求なんじゃないだろうかということです。
使いやすさを追求することでどんどん他の端末と差別化していっているように思います。
本来は各メーカーとも自社の信じる「使いやすさ」を追求していくべきだと思うのですが、それが出来ていればこんなに同じような顔したスマートフォンばっかり並んだりしないですよね。
参考記事:Galaxy S、TabのWiFi、BT、GPS、音量、画面ロック、画面輝度を手軽に調整
参考記事:Galaxy SII LTEのカメラ機能