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Eye-fiのサービス終了 その後

以前Eye-fiが身売りしてサービスが終了するというニュースを掲載しました。

その後色々あるみたいなのですが、今いったいどうなっているのか、その辺りをおさらいしたいと思います。

eye-fiの身売り先は2社

eye-fi終了にあたって、事業の身売りなどがありました。
そしてこれがその後をややこしくしている原因の一つとなりますが、身売り先の会社は2社、東芝とリコーになります。
2社に別々の事業を買われたため、既存のEye-fiの事業が最終的にどうなったのか、わかりづらくなったように思います。

例えばこれがリコーや東芝に丸ごと買われました、ということであれば今後リコーや東芝がEye-fiと類似のSDカードを発売してサービスも継続するんだなと想像も出来るのですが、サービスがバラバラに買われたため、ハードはどうなるのか、クラウドはどうなるのかなど不透明な感じになりました。

またサービスの買い取りにしても、東芝はFlashAirという類似製品をリリースしていたので理解はできるのですが、リコーがeye-fiの事業の一部を購入したのは意外といえば意外でした。
ペンタックスといい、eye-fiといいリコーは負け組を買い漁るのが好きですね。

リコーはクラウドサービスとアプリケーション周りを引き継いだ

リコーはeye-fiのクラウドサービスと、それに伴うアプリケーション周りを引き継いだようです。
それに伴い以下のような変更が発生しています。

Eye-fiのアプリ→keenaiというアプリに変更。
Eye-fiクラウド→keenaiクラウドに変更

Keenaiモバイルアプリケーションを利用することで、カメラから直接デバイスに画像を転送したり、スマートフォンからクラウドに直接写真をアップロードしたりできます。 全コレクションがすぐにクラウドと同期され、後でオフラインになった時でもご利用のすべてのデバイスで閲覧可能になります。

名称が変更になっただけでサービスは変わらないようです。
アプリがEye-fiのどの製品まで対応しているのかは不明ですが、Eye-fi mobiと言っているのですからそれ以前のカードは未対応と考える方が良さそうです。

東芝はカードの特許周りを引き継いだっぽい

東芝はEye-fiから特許周りを引き継いだらしく、Eye-fi Connected機能に対応したFlashAirが発売されたり、FlashAirがEye-fi mobiアプリに対応したりするようです。

Eye-fi Connectedとはカメラ連携機能で、例えばデータ転送中にカメラの電源を切らないだとか、SDメモリカードの無線オン・オフをカメラ側で行ったりという機能だそうです。
こちらの機能を搭載したFlashAirは2016年度中に発売予定だそうなので、3月末ぐらいまでには発売されるのかなと思っています。
Eye-fi mobiに対応というのはいわゆるカメラからプッシュでスマホなどに写真を送信する機能などに対応するという事ですが、これはkeenaiにも対応という事でしょうか、こちらは既存のCLASS 10対応のFlashAirであればアップデートで対応できるようです。

AndroidのPlayストアでの評価が非常に悪いのが気になります。

また、最近のニュースを見るにどうやらEye-fiは事業撤退・売却にあたり先にリコーに声をかけたらしく、リコーはクラウド周りの事業は欲しかったけどカード周りの事業は必要なく(リコーはカメラにWifiを搭載済みのため)あまった事業を東芝に売ったという事のように思えますね。

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