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[News]チケット高額転売の「反対声明」にチケット売買サイトらが見解

チケット売買サイトの見解

この翌日となる8月23日、チケット売買サイト「チケットストリート」の代表取締役社長である西山圭氏は、自身のブログでこの声明に反論した。

西山氏は、不当・違法な買い占めの撲滅については、アーティストや主催者と協力して進めていくことに異論はないと語る。しかし、正当・公正な方法でチケットを手に入れた一般個人が、自由にチケットを売る権利は資本主義経済の根幹として守るべき権利だとし、「アーティスト・主催者が『俺の言うとおりにチケットを買え』というのは単なる独裁主義・管理経済でしかない」と批判した。

同社では、転売にまつわるトラブル・犯罪を排除するために、(1)配送保証 (2)本物保証、(3)座席内容保証、(4)入場補償、(5)代替チケットの手配、(6)公演中止/延期補償といった対策をしていると説明。販売者はすべて古物営業法に準じた本人確認をしており、ダフ屋などの反社会的勢力の介在は一切ないとした。

チケット売買サイトの「チケットキャンプ」は、チケット売買に係るトラブルや悪質な転売について、音楽関連団体と対話を続けてきたと説明。健全な市場を形成するためにも、継続的に対応を検討していく必要があるとしている。

同社もこれまで、チケット代金は受取確認後まで運営が預り、万が一、チケットが届かない場合、条件と異なるチケットの場合は全額返金する。偽造QRコードなどのトラブル防止のため、電子チケットや特殊形式のチケットは、入場が確認できるまでチケット代金を事務局が一時的に預かる。偽造チケットだった場合、代金をチケットキャンプが補償する、といった対策をしている。

「購入されたチケット枠が病気や急な用事など様々な理由で空席になってしまうことは、とても残念。ただの紙切れになってしまうはずだったチケットが欲しい人に行き渡る仕組みは、これまで金券ショップやオークションなどがあったが、チケットの二次流通に特化したサービスを開発・提供することで、よりスピーディに、そして、より安全にチケットのやり取りができることを目指している」(同社)。

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チケットの高額転売に反対する声明が出された後の、チケット転売サイトの反論が掲載されています。

こうしてみるとチケット転売サイトの反論は論点ずらしに過ぎないですね。

購入したチケットが何らかの理由(病気、仕事、引っ越し等々)で使えなくなってしまった場合の救済措置が必要なのは当然で、それに関しては議論の余地はありません。

これに関しては反対声明を出している側にもっと全書を求めるべきだと思いますが、それとこれとは別の話で、今回反論している両社は反対声明が出ている「高額転売」の部分に全く触れていませんよね。

一番の問題はそこだというのにです。

もし両社が本当に消費者のためを思ってサービスを運用しているのであれば、チケットの転売は定額のみ認めるということにすれば全て解決すると思います。

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