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docomoのコンテンツを利用:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想

最近docomoの動画サービスを利用しています。
面白い作品も多く用意されているので、とりあえず見ていった作品について少しずつでも言及していきたいなと思います。

今回は機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズについてです。

あらすじ。(wikipediaより)

  地球圏全体を巻き込む大戦争「厄祭戦(やくさいせん)」が終結してから約300年後のP.D.(Post Disaster)323。新たに4つの経済圏が誕生した地球圏は軍事を司る武力組織「ギャラルホルン」の監視の下で平和を保っていた。しかし、地球圏重視の政策は貧困という形で火星を始めとした圏外圏に降りかかり、主人公の三日月・オーガスを始めとする非正規の少年兵や人身売買される孤児「ヒューマンデブリ」などの社会問題を生み出していた。
    そんな中、三日月が所属する民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(以下CGS)」は、火星の独立運動を指揮する少女クーデリア・藍那・バーンスタインの依頼で、彼女を地球圏まで護衛することになる。しかしその準備の最中、CGSはクーデリアの存在を疎むギャラルホルンの攻撃を受け、社長のマルバ・アーケイや主力部隊(一軍)の大人たちは、事態の処理を少年兵で構成される非正規部隊「参番組」に押し付けて逃亡する。この危機に対し、参番組隊長のオルガ・イツカは、CGSに保管されていた厄祭戦時代のモビルスーツ(MS)「ガンダム・バルバトス」を三日月に託し、ギャラルホルンの撃退に成功する。戦闘後、オルガは仲間の同意を得て傍若無人に振る舞うCGSの大人たちに対しクーデターを決行。組織の名を「鉄華団」と改め、クーデリアの護衛任務を続行する。

ガンダムといっても色々ありまして、今回は傭兵軍団の中でも最下層の扱いを受けていた連中のなりあがりの物語です。
ファースト至上主義の私としてはギャグの色合いがほとんどないこの作品は非常に面白かったです。

この作品で新しいなと思ったのはモビルスーツが簡単に爆発しないところ。
まずビーム兵器が作品中に出てこない。
そのためこれまでのガンダムと違ってモビルスーツは遠距離からのビーム兵器射撃で爆散しません。
また遠距離からの実弾射撃なども効果が薄いという設定になっているため必然的に近接戦がメインとなり、殴って、蹴って、叩いて、へこんでモビルスーツが動かなくなります。
そのためモビルスーツ間の戦いには一撃死というのがほとんどなく、泥臭い感じに撲殺で決着がつきます。

またガンダムといえばニュータイプという認識の私が驚いたのは、今作ではニュータイプではなく阿頼耶識システムという人とマシンを直接つなげるシステムが重視されているという点でしょうか。
ガンダムというよりは攻殻機動隊に近いのかなという印象です。

そして主人公の陣営が「戦いに巻き込まれた一般人」というポジションではなく「お金目当てで戦っている傭兵」で「成り上がるために戦場に身を置いている」という点もこれまでのガンダムとはちょっと違うのかなと感じました。
そのため登場人物の多くが死に対する価値観にどこか諦めつつ受け入れている部分があるように感じます。

ただ、主人公の三日月が敵を殺すのに躊躇が無い、どこか何かが欠落した人という設定のようで、これまでのガンダムの主人公がずっと抱えてきた「人を殺すことへの葛藤」という部分が取り除かれている、それどころか仲間が死ぬことにも心が動く様子があまりなく、なんというか教育不足な人工知能みたいで共感できないんですよね。

またストーリー上仕方ないのかもしれないですが、敵を倒すとか戦いを挑むという話ではなく「無事○○を送り届ける」「○○までたどり着く」というのが目的の話が多く

ベクトルが向かい合って→←ぶつかり合うのではないため若干熱量不足な気もします。

それでもストーリーは非常に硬派で、戦闘シーンも格好いいし、何より戦ってる時間が長く、話のテンポも良いのでかなり楽しめて見れた作品だと思います。

そして何よりこれから第二部が!
熱量不足はたぶんこれから解消されるでしょうね。

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