[News]総務省が0円携帯についてキャリアに厳重注意したという記事について思うこと
総務省が０円携帯についてキャリアに対し厳重注意を行ったそうです。
かねてから総務省はキャリアに対して「家計における携帯料金の割合が高いので値下げしなさい、端末を０円で売るのはやめてその原資を値下げに回しなさい、低容量でかつ安価なプランを出してユーザーに選択肢を示しなさい」という指示を出していたのですが…
それに対してキャリアは名ばかりで実際全く安くない１Gプランを出したり…
意向に反して大容量でさらに高価なプランを出してきたりと、暗に「お前らの指示など聞かない」という態度をとりつづけていたわけですが…
携帯を０円で売るなと指導を続けているにもかかわらずキャリアが一向にそれをやめないため、そろそろ総務省も本気になりはじめているようです。
まずMVNOキャリアに対する回線の貸し出し料金を安くするように指導しつつ、今回のように０円のような不健全な価格での販売について辛抱強く指導を続けていくという政策をとりつづけています。
総務省は10月7日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社に対し「ガイドラインに沿わない不適正な端末購入補助」があったとして総務大臣名で厳重注意したことを発表しました。
高額なスマートフォン端末価格を“実質ゼロ円”にするなどの過度な値引き販売に対して、今年4月に一度注意がされていたものの、5月～9月の間に同様の販売が行われていたとしています。
個人的には総務省のこの対応に関して、ずっと評価していて、このまま０円端末に関する指導を続けていけば、端末で客を釣るという事が出来なくなり、プランも魅力がないという事が客に知れわたれば、客も３大キャリア離れを起こすんじゃないかと思っています。
それまでじりじりとこういった兵糧攻めを続けていくというのはある意味正解だと思います。
くれぐれも誤解しないでほしいのは、私は別に３大キャリア潰れろと言ってるわけではありません。
通信料などには適正なお金を払いたくて、私の払ったお金を他の人がMNPなんかに使うのが嫌だというだけです。
そもそもキャリアから回線を借りて商売しているMVNOの方が通信料が安いって、どう考えてもおかしいですから。
総務省は０円携帯が憎いのかという意見もチラホラ見かけますが、０円携帯が憎いのではなく、指導した通りの金の使い方をしないキャリアに怒っているんでしょう。
私も今のキャリアが客からお金を一旦吸い上げて、どこを優遇するか決めてばらまくという方式よりは、キャリアに入るお金自体を少なくするという総務省の方法の方が健全だと思います。