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コラム

VAIO開発部 手塚部長の宣伝動画を見て何とも微妙な気分になる

2016/06/23

半沢直樹にも出演していた手塚とおる演じるVAIO開発部の手塚部長なる人がソニーの製品を色々と宣伝する動画が結構話題になっています。
堺雅人あたりから見かけるようになってきた「演技力のある俳優に喋らせる系」のCMですね。

しかしVAIO Phone BizのCMを見て何とも微妙な気分になりました。

主な流れはこちら。

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うーん…
Windows10 Mobileなのでパソコンで出来る事はだいたいできる、というのがまず気になりますね。
後から簡単にばれるようなたぐいの事で、本質が異なる物を同じように見せかけて売るって、一番してはいけない事です。
Windows10 Mobileっていわゆる「WindowsPhone」じゃないですか。
WindowsPhone上ではWindowsのアプリって全く動かないじゃないですか。
Office365とかはMS側で色々用意しているから使えるのかもしれませんが、それってWindowsのアプリが動くというのとは別の話じゃないですか。

「WindowsCE」の頃から、最近では「WindowsRT」まで。
「Windowsと思わせて実は違う」という消費者にすぐばれる嘘をついてからの不満しか残らない売り方をまだ続けるのかというね。
まぁこれまでそういう売り方してきたのはMSで今度はソニーだからこれまでのいきさつを知らないのかもしれないのだけど。
それで何度も問題を起こして、何度も失敗しているのはちょっと調べれば分かる事じゃないですかと。

さらには「私には、もうこいつとカプセルホテルさえあればいい!!」という発言も。
それ見て「ああ、それで快適なんだ」とは思わないですよね「普通のホテルに比べてカプセルホテル並みの快適さしかVAIO Phone Bizには無いんだ」としか思いませんし、それを暗に示した発言なのかもしれませんけど、それだと少しブラック過ぎませんか。

さらに言うとMicrosoftは既にモバイル市場から撤退体制に入っています。
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その事実も併せてこの宣伝を見ると「こんな製品を開発した私なんかにはこれで十分だ」と言っているようにも見えて何とも不憫に感じますね。

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