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朝日のガチャ課金額上限5万円という記事があまりに的外れ

スマホ向けソーシャルゲームで高額な課金が問題になっている有料くじの「ガチャ」について、業界団体「日本オンラインゲーム協会」は24日、課金上限額を5万円とし、当たりの確率を明示することなどを柱とした自主規制をまとめた。加盟社だけでなく、主要なソーシャルゲーム事業者が参加するモバイル・コンテンツ・フォーラムにも順守を求める。

「ガチャ」課金、上限5万円に 業界団体が自主規制へ

ガチャに自主規制が来たけど記事の仕方が非常に甘いし、短絡的な内容になっているのでちょっと自分なりに補足と追記。

まずこの件の元ネタは多分こちら。

https://t.co/5pFEC572aj

2016年4月1日より施行。
今回上限5万が取りざたされているのは以下の内容からだと思います。

(1)有料ガチャにおいてガチャレアアイテムを提供する場合、以下のいずれかを遵守する物とする。

いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額(その設定された提供割合から期待値祖いて算定される金額を言う)の上限は有料ガチャ1回あたりの課金額の100倍以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額または倍率を表示する。

いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額の上限は50000円以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額を表示する。

ガチャレアアイテムの提供割合の上限と下限を表示する。

ガチャアイテムの種別毎に、その提供割合を表示する。

このいずれかを遵守するというだけであって。
逆にいえばアイテムの種別ごとに確率を記載すれば、期待値の上限5万は守らなくてもいいわけです。

というか、逆に上限5万って高すぎるでしょ。
スマホの端末台数万が高いから買えない、実質0円は不公平とか言って総務省とキャリアが喧々諤々やってるのに、片やガチャの上限5万とかゆるゆるの自主規制です。

というか実は上限5万ですらない。

期待値の話なので確率の制限をするだけで、別に5万で必ず当たるという話でもありません。
その期待値も5万を超える場合は記載すればOK。
各アイテムの種別ごとに確率を記載すればその期待値上限5万も必須ではない。

自主規制するのであれば「何もそこまで」と思わず言ってしまうぐらいきつく規制しないとだめだと思うのですが。
これだと全然緩すぎると思います。

ちなみに1/100の確立のくじを100回引いて1回当たる確率は63.4%です。

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